Tokyo Flower Award 2007

装花競技会 開催レポート

装花競技会「The flower leader's Cup」スケジュール
8名のフラワーデザイナーが、「オブジェ」(当日設置した作品)、「束ねられたもの」(ステージ競技)で予選を競い、厳正な審査により選ばれた上位3名のファイナリストがステージ上で「The flower leader’s Cup」チャンピオンの栄誉と優勝賞金100万円を懸けて決勝競技を競い合います。決勝はファッションと花のスタイリングを競うコーディネート種目です。フラワーデザインのテクニックだけでなく、モデルが着用する衣装選びなどのファッションコーディネートのセンスや、モデルの動きにあわせたスタイリングなど、トータルな表現力が要求されます。ファイナリストにとって、衣装やファッション小物、花材は当日初めて目にするもので、短時間でのイメージづくりは、インスピレーションによるものとなります。豊かな表現力を瞬時にインスパイアするためには、日ごろからからたくさんの”技と知恵の引き出し”を使いこなすことと、お客様の満足度を意識したプレゼンテーションを経験しているか、が問われました。

開催レポート

<予選1>課題:「フラワーオブジェ」
東京フラワーアワード 装花競技会 予選1「フラワーオブジェ」の競技風景1 東京フラワーアワード 装花競技会 予選1「フラワーオブジェ」の競技風景2 東京フラワーアワード 装花競技会 予選1「フラワーオブジェ」の競技風景3
東京フラワーアワード 装花競技会 予選2「束ねられたもの」の競技風景1 東京フラワーアワード 装花競技会 予選2「束ねられたもの」の競技風景2 東京フラワーアワード 装花競技会 予選2「束ねられたもの」の競技風景3
予選は予め展示されたフラワーオブジェの審査<予選1>と、ステージ上の競技<予選2>で構成されています。こちらでは<予選2>のレポートをお届けします。この競技は30分で花束状のオブジェを完成させなければなりません。使用する花材もその場で公表されるため、事前準備は一切不可。16種類の花材を見た瞬間のインスピレーションと日頃鍛えたテクニックで勝負です。競技者の額からはあっという間に汗が滴り落ちていました。“果たして30分の持ち時間で完成させることができるのか!?”残り時間がカウントダウンとともに、ハラハラ、ドキドキ・・・こぶしを握り締める観客も増えていきます。
各界指導者による厳正な審査
東京フラワーアワード 装花競技会 審査風景1 東京フラワーアワード 装花競技会 審査風景2 東京フラワーアワード 装花競技会 審査風景3
公式審査員は本年もドイツより招聘したペーター・アスマン審査委員長を筆頭に、フラワーデザイン、インテリア、色彩、ファッション、イメージコンサルタントなど、計6名の有識者で編成されました。フラワーデザインがさまざまなライフスタイルシーンで、感動を創出するものであるという考えにもとづき、各界から選ばれた審査員も真剣です。
いよいよ決勝進出者が決定!
東京フラワーアワード 装花競技会 決勝進出者3名 東京フラワーアワード 装花競技会 決勝進出者 左から、1位の名越泰子様、2位の内海一法様、3位の小泉吉寿様

予選2種目「オブジェ」「束ねられたもの」それぞれのポイントが合計されて3名のファイナリストが選ばれました。予選1・2とも満点をとった場合の最高得点は760ポイント。出場番号順に競技者の総計ポイントが淡々と読み上げられていきます。どの競技者も極度の緊張感から開放された様子。力を出し切った満足感と、清清しさを漂わせていました。
結果、決勝進出者は次の3名に決定いたしました。


予選通過順位

1位 名越 泰子様 予選総合ポイント 709点
2位 内海 一法様 予選総合ポイント 698点
3位 小泉 吉寿様 予選総合ポイント 678点
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決勝競技
東京フラワーアワード 装花競技会 決勝競技の模様1 東京フラワーアワード 装花競技会 決勝競技の模様2 東京フラワーアワード 装花競技会 決勝競技の模様3
決勝課題は「モデルを使った装身花」。90分の持ち時間の中、”花とファッションの融合”をテーマに、トータル的なファッションコーディネート力を競い合います。洋服のコーディネートは、競技前にファイナリスト自身が行っておりそれも審査の対象となっています。今年のファッションジャンルは”タウンファッション”。カラフルでフレキシブルな洋服や小物と花をどうバランスよくマッチングさせるか。各競技者は28種類の同じ花材が配布され、その中の8種類以上を使用することがルールです。フラワーデザインの技術だけでなく、ファッションスタイリングをトータルで競い合います。前半は黙々と細かな手作業が続きますが、モデルが登場し、ファッションとのコーディネートが始まると会場の空気も熱を帯び始めます。
決勝競技もクライマックスへ
東京フラワーアワード 装花競技会 決勝競技もいよいよクライマックス1 東京フラワーアワード 装花競技会 決勝競技もいよいよクライマックス2 東京フラワーアワード 装花競技会 決勝競技もいよいよクライマックス3
たくさんの観衆が見守る中、決勝競技もいよいよクライマックスです。ここでは3人の競技者は、フラワーデザイナーであり、ファッションスタイリストです。コーディネートの完成後、モデルはウォーキングパフォーマンスを行うため、モデルの歩く動きを想定しなくてはなりません。もっとも美しいコーディネートを行うために3名とも真剣な表情でモデルに向き合っています。
観衆が固唾を飲む中で審査発表
東京フラワーアワード 装花競技会 最終審査発表 優勝は、決勝競技得点463ポイントを獲得した小泉吉寿様に決定 2位は選手番号4番の名越康子様が447ポイントで入賞。
いよいよ最終審査発表。予選での得点と順位はリセットされて3者横並びの状態で誰が抜け出すのか・・・観客も固唾をのんで見守ります。優勝は、決勝競技得点463ポイントを獲得した、選手番号2番の小泉吉寿様に決定。“The flower leader’s Cup”のチャンピオンの栄誉と副賞100万円を獲得いたしました。次いで2位は選手番号4番の名越康子様が447ポイントで入賞、選手番号7番の内海一法様が435ポイントで3位となり熱い決勝競技の幕を閉じることとなりました。
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優勝した小泉吉寿様の作品
小泉吉寿様のフラワーオブジェ 小泉吉寿様の花束状のオブジェ 小泉吉寿様の「モデルを使った装身花」

朝10時のオブジェの展示から始まり、決勝が終了した夕方の5時半まで、出場した競技者の皆様にとっては、プレッシャーやストレスと戦いながらも、すべてを出し切った長い1日でした。
入賞した競技者のお一人がこんなことをおしゃっていました・・・「もっともっと頭を柔らかくして、ファッションやデザイン、何事にもトータルで通じていないと、優勝してチャンピオンにはなれないだろうなと思います。」
フラワーデザイナーが、ファッションのスタイリングなどもこなすトータルコーディネーターとして活躍するシーンも、これからどんどん増えてゆくのではないでしょうか。

第2位の名越泰子様の作品
名越泰子様のフラワーオブジェ 名越泰子様の花束状のオブジェ 名越泰子様の「モデルを使った装身花」  
第3位の小泉吉寿様の作品
小泉吉寿様のフラワーオブジェ 小泉吉寿様の花束状のオブジェ 小泉吉寿様の「モデルを使った装身花」  
審査委員長の総評
審査委員長のペーター・アスマン氏と優勝者の小泉吉寿様

競技会全体を総括して、審査委員長のペーター・アスマン氏に総評をいただきました。「選手の皆さんが、日ごろ培った力を存分に発揮したすばらしい競技だったと思っている。関係者だけでなく、一般の観衆の皆様にも大きな感動とを与えたに違いない。TOKYO FLOWER AWARDの趣旨がこれからも継続して、これから毎年開催され発展してゆくことを願っている。」

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